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子供が独立・定年・年金など生活が変化した方へ

保険を考え直すチャンスです[PR]

生命保険計算機

保険は家についで2番目に高い買い物と言われています。それもそのはず、月に2万円払っている場合は40年間払い続けるとをすれば960万円保険に使っている事になります。
保険というのは安心を買うものなので何もない場合は払っただけで戻ってはきません。
なので手厚すぎる保険はもったいないですね。特に子供が独立・定年退職・年金収入など生活が変化した場合、もしもの時のお金も少なくて済むので保険を見直すべきです。
ただし、貯蓄性のある保険や、若い時にはいった安い保険など安易に乗り換えていいものかどうかむずかしいところです。

見直していいの?

残しておいた方が良い保険

終身保険のような貯蓄を兼ねた生命保険で下記のに該当する場合は利率が5.5%などお宝保険の可能性があります。
・1994年3月までに契約した保険はお宝保険なので残しておく
・1994年3月〜1999年3月までに契約した保険もお宝保険。残すか払済みに。

若い時に入った保険

健康で若い時に入った保険は保険料金が安く保証も厚い。そんなイメージがあると思います。ただし掛け捨ての医療保険の場合は手厚すぎる場合がありますので新しく入りなおした場合や契約料金を下げた場合と十分比較する必要があります。
今回の記事を読んでいただければある程度の目安はできると思います。

解約する前に

見直しを決めてもすぐに解約してはいけません。新しい保険に入れるかどうかわかりませんし、保険無し期間ができるのは危険です。新しい保険に1回目の料金を振り込んでから解約しましょう。

保険の基礎知識

保険にはいろいろな種類があり、保険屋さんに勧められるまま入っていると自分がどんな保険に入っているのかわからなくなったりします。おさらいとして大きく保険の種類について説明します。

保険の基礎をおさらい

生命保険

生命保険は死亡時にお金がもらえる保険です。貯蓄性のある終身保険掛け捨ての保険があります。

貯蓄性のある終身保険

貯蓄性のある終身保険は保険料金も高いですが、満期になるとお金が戻って来ます。高いからと解約すると元本割れするかもしれないので今回は見直ししません

掛け捨ての保険

一方掛け捨ての保険は月々の支払いは安いですが、死亡しなければお金が戻ってくることはありません。死亡する年齢が高くなると保険金も安くなる保険や契約更新時に保険料金が高くなったりする保険もあります。この保険は子供が独立していない場合の残された家族に対する生活の保障です。手厚すぎる場合があるので今回の記事では見直し対象です。

医療保険

入院保険1日1万円といった保険です。基本的に掛け捨てですが、65まで払えば以後ずっと保険が残るタイプもあります。またがん保険先進医療保険、三大疾病保険、女性特有の病気の保険などオプションがたくさんあります。後述しますが医療保険も手厚すぎる場合が多いので見直し対象です。

その他の保険

学資保険、年金保険などの積立する保険や傷害保険などがあります。ほか自動車保険や火災保険、旅行保険などもありますが、今回は扱いません。

介護保険

健康保険と同じような介護保険

年齢が高くなってくると気になるのが介護保険。介護保険は健康保険と同じように国民全員が40歳になった月から加入して保険料金を支払い、介護が必要な人が適切な介護サービスを受けられるように支える仕組みで、1割負担で介護サービスを受けることができます。

民間の介護保険

それとは別に民間の介護保険サービスがあります。こちらは年齢が若くても事故などで要介護状態になった場合受けられる保険ですが、現実的には自分が要介護2というかなり介護が必要な段階で受け取れる保険なので、本当に必要かしっかり検討してから決めるべきです。

要支援1 :

日常生活上の基本動作については、ほぼ自分で行うことが可能ですが、要介護状態への進行を予防するために、IADL(手段的日常生活動作)において何らかの支援が必要な状態。

要支援2:

要支援1と比べて、IADL(手段的日常生活動作)を行う能力がわずかに低下し、機能の維持や改善のために何らかの支援が必要な状態。

要介護1:

要支援の状態からさらにIADL(手段的日常生活動作)の能力が低下。排せつや入浴などに部分的な介護が必要な状態。

要介護2:

要介護1の状態に加えて、歩行や起き上がりなどに部分的な介護が必要な状態。

要介護3:

要介護2の状態からさらにIADL(手段的日常生活動作)およびADL(日常生活動作)が著しく低下し、立ち上がりや歩行が自力ではできず、排泄や入浴、衣服の着脱などにもほぼ全面的な介護が必要な状態。

要介護4:

要介護3よりも動作能力が著しく低下し、日常生活ほぼ全般を介護なしで行うことが困難な状態。

要介護5:

要介護4の状態よりさらに動作能力が低下し、意思の伝達も困難になり、介護無しには日常生活を送ることが不可能な状態。

▼ADL(日常生活動作)とIADL(手段的日常生活動作)とは

ADL(日常生活動作):食事、排泄、整容、移動、入浴などの日常生活で基本的な行動
IADL(手段的日常生活動作):買い物、家事全般、服薬管理、支払い手続き、趣味の活動など

ファイナンシャルプランナーからのアドバイス

実はナンプレ京管理人ファイナンシャルプランナーでもあります。
自動車の維持費や住宅ローン、携帯電話の維持費など日頃使うお金についてとことん計算することが得意です。
この度、自分自身の保険を考え直したときに保険についていろいろ調べましたのでここで書かせていただければと思います。興味ある方はご一読ください。またわかりやすいよう年齢別にまとめました。ナンプレ京に来ていただいている方に多い50代からまとめています。

下のリンクからそれぞれの記事をお読みください

まだ子供が独立前:50代の保険生命保険の保険金額計算機
子供は独立、年金はまだ:60-64歳の保険
年金受給開始・医療保険が気になる:65-70歳の保険
年金受給・医療保険が気になる:70代以上の保険

50代の保険

50代だとまだまだ子供が独立していなく、むしろこれから大学などお金がかかる時期になってきます。 お金がかかるだけに保険料はしっかり節約したいところですね。ただしもしものことがあった場合の保険もしっかりしておきたいというのがこの年代。しかし手厚すぎる保険にしてしまっている方は要注意。死んでしまって何千万も保険が入ってくるのは嬉しいですが、掛け捨てだと死なない限りもらえないので、お金が戻ってこない方が多いですし、そのお金を投資信託や確定拠出年金にまわすという方法もあります。

生命保険

生命保険とは死んでしまった時に入ってくる保険のことで、残された家族の今後の生活費などのために入っておきます。
必要以上に高額な保険に入らないために、家族の生活費を計算して不足額を保険金額にします。
生命保険の金額を計算する場合は、自身が亡くなった後の収入や貯金と、予定支出額を計算します。下記に計算方法まとめましたが、難しい方はファイナンシャルプランナーに相談してもらったほうが良いかもしれません。

保険の計算方法

保険金額を計算する方法

現在の収入で生活がなりたっているのなら、現在の収入の手取り額を基準に考えます。
夫に万が一のことがあった場合は家計の見直しで節約生活を余儀なくされますので、現在の収入の手取り額を80%にします。
さらにそこから子供が独立するまでは70%。独立後は50%が必要な金額と考えます。それだけの収入があれば残された家族は大丈夫ということになりますね。

例えば

現在50歳で月収55万円(手取り45万円)。奥さん45歳。子供が一人で14歳。貯金が500万円。賃貸の家賃が毎月8万円とします。
手取り45万円から奥さんには2割ほど節約していただき、基準となる月収は36万円です。旦那さんが亡くなった場合、子供が大学を卒業するまで70%。卒業後は50%で考えますので

子供が大学を卒業するまでは
 36万円×70%×12ヶ月×8年=2419.2万円。
大学卒業後から女性の平均寿命87歳までは
 36万円×50%×12ヶ月×35年=7560万円

合計9979.2万円が必要な額になります。しかし子供独立後家賃が毎月8万円を半額のところに引っ越しするとして、4万円×12ヶ月×(35年)=1680万円を引いても大丈夫です

ということは
 9979.2万円-1680万円=8299.2万円
が旦那さんが今日亡くなってしまった場合に必要な額となります。

ということは8200万円の保険に入っておけば安心なのですが、実は8200万円の保険は多すぎます。なぜなら遺族年金などの収入ができるのと奥さんもパートに出たりすることを考える必要があります。

・遺族年金は末の子が18になるまでは遺族基礎年金が年間100万円。
・旦那さんがサラリーマンなら遺族厚生年金が年間50.4万円。
 (年金加入年数によって変わるので注意)
・末の子18歳以上で奥さん65歳まで中高齢寡婦課金が58.5万円。
・奥さんのパート収入が65歳までは年間100万
・奥さんの年金が65歳からは年間80万程度
・お子さんにも卒業後から30歳までは年間36万円

年金や健康保険での支出もありますが(遺族年金は非課税)それを引いても ざっくりと収入が7258万円となります。

先ほどの8299.2万円から7258万円と貯蓄額:500万円を引いた金額541.2万円が生命保険の金額となります。
それより大きい生命保険(掛け捨て)に入っている場合は見直しを考えましょう。
下に生命保険の保険金額計算機を作ったのでぜひお試しください。

生命保険の必要な金額がわかる
保険金額計算機

旦那さんがいますぐ亡くなった場合今後の生活にいくら必要かを計算します。 くわしくは上の記事をご覧ください

旦那さんについて

旦那さん年齢:

旦那さん月収(手取り):万円

旦那職業:

奥さんについて

奥さん年齢:

奥さん会社員期間について:
初任給-2003年3月までの
 →平均月収(額面)万円
 →厚生年金加入期間ヶ月
2003年4月-現在までの
 →平均月収(額面)万円
 →年間ボーナス(額面)万円
 →厚生年金加入期間ヶ月

お子さんについて

第1子年齢:

第2子年齢:

第3子年齢:

いないお子さんは空欄のままにしてください。

その他の項目

貯蓄額:万円

持家の場合返済月額:万円

賃貸の場合家賃月額:万円

計算する

女性の平均寿命87歳までなので
87歳までの計算結果が表示されます

※貯蓄型の生命保険に入っている場合は元本割れしないかなどさらにややこしい計算が必要になるので今回は見送ります。

医療保険

まずは、下の表をご覧ください。平均入院日数です。35~64歳では24.4日。長くても334.1日です。
近年では医療の進歩にともない通院治療を勧められることが多く、入院保険というのはほとんど使われることがないというのが現状です。

平均入院日数

主な傷病35~64歳65歳以上75歳以上
全体24.441.747.6
結核65.258.458.6
ウィルス肝炎12.521.438.2
胃の悪性新生物13.92125.7
結腸及び直腸の悪性新生物13.52024.5
肝及び肝内胆管の悪性新生物15.819.321.6
気管、気管支及び肺の悪性新生物16.722.326.9
糖尿病2047.465.2
血管性及び詳細不明の認知症267.5380.7383.1
統合失調症等334.11,295.801,470.90
気分(感情)障害93.7157161.3
アルツハイマー病217.8267.4257.6
高血圧性疾患13.868.483.3
心疾患923.730.5
脳血管疾患46.9100.7116
肝疾患17.133.240.7
骨折21.947.751.9

医療にかかるお金は不安ですが実は医療保険に入らなくても健康保険証があれば大丈夫です。高額医療費制度といって高額な病院代は一定額以上は負担しなくても大丈夫なのです。
医療費の3割負担が80100円を超える分は超えた金額の1%が自己負担文となります。4回目以降はさらに44400円程度に減額になります。
つまり、病院で25万円かかったとしても、支払いは80100円で済むという制度になります。
この制度がある限り安心なのですが、それでも心配な方は65歳まで支払えば終身で入院保険がつく終身型の医療保険で安めのに入っておくといいでしょう。

がん保険

がん保険は一時金が魅力です。しかも月々100円-1000円程度で、かなり安かったりするのでこちらは入っておきましょう。

三大疾病・先端医療・女性特有の病気保険

これらは入らなくていいです。上記の高額医療費制度で基本まかなえますし、三大疾病や女性特有の病気は普通の病気と同じ扱いです。先端医療も受ける機会などほとんどありません。

会社員は傷病手当があります

もし不慮の事故なんかで会社勤めができなくなっても1年6ヶ月の間は給料の2/3程度が保証される傷病手当があります。もしもの時のために覚えておいてください。

結論

結論として生命保険は現在掛け捨ての保険に入っているのであれば上記の計算で最低額の保険に見直しましょう。
また、医療保険は必要ないのですが現在、掛け捨て型に入っていて無しにするのも不安な方は最低限の保険に入っておけばいいでしょう。オプションでがん保険はつけてください。他のオプションはいらないです。また終身型にすでに入っている場合は残り最長でも15年払えば一生保証になりますので残しておいて、オプションをがん保険だけにしましょう。

自分に必要な保険が決まったら

ネットで申し込んでしまうのが早いですが、ちょっと心配なら総合保険代理店(保険クリニック)で相談してもらいましょう。いいように勧められないよう自分に必要な保険を決めてから行ってくださいね。

保険クリニック 診断
保険を見直して

60-65歳の保険

会社は退職、もしくは更新して給料がぐんと下がった状態です。 人によってはまだ年金も受給できない場合があり、万が一の時に遺された家族への保証をどうするかが問題です。

生命保険

生命保険は掛け捨ての場合は死亡したとしてもほとんど出ないと思います。また死亡してしまっても貯蓄や遺族年金で奥さんの生活は何とかなると思いますので、この年齢から生命保険に入ったり見直したりする必要はないと思いますが、まだ入れる保険もあります。SBI生命などでは死亡保障500万円ぐらいだと月額6000円ぐらいからあるようです。

医療保険

60を超えると病気が心配な時期です。生命保険を少なくする分、自分の医療保障に重点を置きましょう。医療保険は下に65歳以上の方とまとめてあります。SBI生命などでは入院日額5000円ぐらいで通院特約もつけて月額6000円ぐらいからあるようです。60-70歳の医療保険

65-70歳の保険

生命保険

65歳以上の方はもうすでに年金がもらえる年齢ですし、お子さんも独立されているでしょうから高額な生命保険に入る必要はありません。逆に医療費はかかり始める年齢です。70歳までなら入れる保険もあります。SBI生命などでは死亡保障500万円ぐらいだと月額9600円ぐらいからあるようです。

医療保険

国民健康保険の高額医療費制度がありますので、入院になった場合でもさほど心配する必要はありません。SBI生命などでは入院日額5000円ぐらいで通院特約もつけて月額7000円ぐらいからあるようです。 医療保険は下にまとめてあります。60-70歳の医療保険

60-70歳の医療保険

高額医療費制度があるから安心

入院

まずは、下の表をご覧ください。平均入院日数です。65歳以上では41.7日。長くて1,295.8日です。
しかし近年では医療の進歩にともない通院治療を勧められることが多く、入院保険というのはほとんど使われることがないというのが現状です。

平均入院日数

主な傷病35~64歳65歳以上75歳以上
全体24.441.747.6
結核65.258.458.6
ウィルス肝炎12.521.438.2
胃の悪性新生物13.92125.7
結腸及び直腸の悪性新生物13.52024.5
肝及び肝内胆管の悪性新生物15.819.321.6
気管、気管支及び肺の悪性新生物16.722.326.9
糖尿病2047.465.2
血管性及び詳細不明の認知症267.5380.7383.1
統合失調症等334.11,295.801,470.90
気分(感情)障害93.7157161.3
アルツハイマー病217.8267.4257.6
高血圧性疾患13.868.483.3
心疾患923.730.5
脳血管疾患46.9100.7116
肝疾患17.133.240.7
骨折21.947.751.9

医療にかかるお金は不安ですが実は医療保険に入らなくても健康保険証があれば大丈夫です。高額医療費制度といって高額な病院代は一定額以上は負担しなくても大丈夫なのです。
医療費の3割負担が80100円を超える分は超えた金額の1%が自己負担文となります。4回目以降はさらに44400円程度に減額になります。
つまり、病院で25万円かかったとしても、支払いは80100円で済むという制度になります。
ただし所得が多い方は値段の上限も変わりますので注意が必要です。

基準となる収入自己負担額
年収約1160万円〜
国保年間所得901万円〜
健保標準報酬月額83万円〜
252600+超えた分の1%
年収約770〜1160万円
国保年間所得600〜901万円
健保標準報酬月額53-83万円
167400+超えた分の1%
年収約370〜770万円
国保年間所得210〜600万円
健保標準報酬月額28-53万円
80100+超えた分の1%
年収〜約370以下
国保年間所得〜210万円
健保標準報酬月額-28万円
57600
住民税非課税35400

年収によって自己負担額が変わるのですが、多くの方は80100+超えた分の1%といったところでしょうか。

もし一般所得者で1000日(2年9ヶ月)入院した場合は
80100円×3ヶ月+44,400円×30ヶ月=1572300円
2年9ヶ月の合計約160万円の支払いになります。

ただし1000日は極端な例で平均的な入院日数は45日程度ですので
実際のところは80100円×2ヶ月で160200円
16万円程度ということになります。

上のようにものすごく高額になるというわけではないので、医療保険も必要ないという考え方もありますが、 安いのに入っておくというのもアリです。1日5000円給付されるの保険だとライフネット生命で月額5000円程度でした。ただし3年以上払う場合は損になる可能性もあります。
入るなら一定の年齢まで払うと保証は一生になる終身型医療保険が良いでしょう。

がん保険

がん保険には一時金があります。がんと診断された時に出る一時金で、抗がん剤治療や放射線治療などに使えて安心です。
最近はがんでも通院治療が多く、上記の高額医療費制度でまかなえるので一時金重視の保険を選ぶと良いと思います。
ただし70になってからだと入れない場合もあります。

三大疾病・先端医療・女性特有の病気保険

これらは入らなくていいです。上記の高額医療費制度で基本まかなえますし、三大疾病や女性特有の病気は普通の病気と同じ扱いです。先端医療も受ける機会などほとんどありません。

結論

結論として生命保険は現在掛け捨ての保険に入っているのであれば必要ありません。
また、医療保険も必要ないのですが現在、掛け捨て型に入っていて無しにするのも不安な方は最低限の保険に入っておけばいいでしょう。オプションでがん保険はつけてください。他のオプションはいらないです。また終身型にすでに入っている場合は残しておいて、オプションをがん保険だけにしましょう。

自分に必要な保険が決まったら

ネットで申し込んでしまうのが早いですが、ちょっと心配なら総合保険代理店で相談してもらいましょう。いいように勧められないよう自分に必要な保険を決めてから行ってくださいね。

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保険を見直して

70歳以上

70歳以上の方はもうすでに年金がもらえる年齢ですし、お子さんも独立されているでしょうから 高額な生命保険に入る必要はありません。逆に医療費はかかり始める年齢です。 ただし国民健康保険の高額医療費制度がありますので、入院になった場合でもさほど心配する必要はありません。 高額医療費制度は70歳から負担が下がります。

生命保険

70歳以上で入れる生命保険はかなり高額になるのですが、東京海上日動あんしん生命などは月額6500円ほどで100万円の保険に入れるようです。ほか12000円ぐらいだと200万円の保障の商品もあります。

相続税対策としての生命保険

ソニー生命に一括払いの生命保険があります。お子さんを受取人にしておくと相続税対策になります。しかも途中解約する場合でもさほど損にならないように設定されています。

高額医療費制度があるから安心

まずは、下の表をご覧ください。平均入院日数です。65歳以上では41.7日。長くて1,295.8日。 75歳以上では47.6日。長くて1,470.9日です。
しかし近年では医療の進歩にともない通院治療を勧められることが多く、入院保険というのはほとんど使われることがないというのが現状です。

平均入院日数

主な傷病35~64歳65歳以上75歳以上
全体24.441.747.6
結核65.258.458.6
ウィルス肝炎12.521.438.2
胃の悪性新生物13.92125.7
結腸及び直腸の悪性新生物13.52024.5
肝及び肝内胆管の悪性新生物15.819.321.6
気管、気管支及び肺の悪性新生物16.722.326.9
糖尿病2047.465.2
血管性及び詳細不明の認知症267.5380.7383.1
統合失調症等334.11,295.801,470.90
気分(感情)障害93.7157161.3
アルツハイマー病217.8267.4257.6
高血圧性疾患13.868.483.3
心疾患923.730.5
脳血管疾患46.9100.7116
肝疾患17.133.240.7
骨折21.947.751.9

医療にかかるお金は不安ですが実は医療保険に入らなくても健康保険証があれば大丈夫です。高額医療費制度といって高額な病院代は一定額以上は負担しなくても大丈夫なのです。 つまり、病院で入院して25万円かかったとしても、支払いは一定額(57600円など)で済むという制度になります。一定額は所得によって違います。

基準となる収入外来の自己負担額入院の自己負担額
現役並み所得者57,600円80,100円+超えた分の1%
一般所得者14,000円57,600円
低所得者8,000円15,000円-24,600円
多数該当44,400円

もし一般所得者で1000日(2年9ヶ月)入院した場合は
57,600円×3ヶ月+44,400円×30ヶ月=1504800円
2年9ヶ月で約150万円の支払いになります。

ただし1000日は極端な例で平均的な入院日数は45日程度ですので
実際のところは57,600円×2ヶ月で115200円
12万円程度に収まるということになります。

1日5000円給付されるの保険だとライフネット生命で月額5000円程度でしたので2年以上払う場合は損になる可能性もあります。 さほど高額でないので払っておいてもいいのですが、そのお金を趣味やレジャーに回すという方法もあります。 入るなら一定の年齢まで払うと保証は一生になる終身型医療保険が良いでしょう

がん保険

がん保険には一時金があります。がんと診断された時にでる一時金で、抗がん剤治療や放射線治療などに使えて安心です。 最近はがんでも通院治療が多く、上記の高額医療費制度でまかなえるので一時金重視の保険を選ぶと良いと思います。 ただし70になってからだと入れない場合もあります。

三大疾病・先端医療・女性特有の病気保険

これらは入らなくていいです。上記の高額医療費制度で基本まかなえますし、三大疾病や女性特有の病気は普通の病気と同じ扱いです。先端医療も受ける機会などほとんどありません。

結論

結論として生命保険は現在掛け捨ての保険に入っているのであれば必要ありません。
また、医療保険も必要ないのですが現在、掛け捨て型に入っていて無しにするのも不安な方は最低限の保険に入っておけばいいでしょう。オプションでがん保険はつけてください。他のオプションはいらないです。また終身型にすでに入っている場合は残しておいて、オプションをがん保険だけにしましょう。

自分に必要な保険が決まったら

ネットで申し込んでしまうのが早いですが、ちょっと心配なら総合保険代理店で相談してもらいましょう。いいように勧められないよう自分に必要な保険を決めてから行ってくださいね。

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