エクストリーム問題

ユニット フォーシング チェーン
フォーシングチェーン(強制連鎖)の第四弾です。
行・列・BOXに2から4つしかない候補に注目します。それらの全てにチェーンを作ります。
あとはディジットフォーシングチェーンと同じで全てのチェーンで共通で削除できる候補を削除することができます。
もし1セルに全てのチェーンで候補が入った場合はそれ以外の数字を削除でます。ほかのパターンもディジットフォーシングチェーンと同じです。
実はチェーンは全部作らなくてもよく、1つはその数字で確定と考えて残りのチェーンで共通の削除候補を探してもOKです。

具体例は下図のようになります。オリジナル例が難しくて作れませんでした。引用SudokuWiki.org

このテクニックもほかの強制連鎖と同様に他のテクニックで解けてしまうことが多いです。サンプル問題もいちおうセルフォーシングチェーンを使う機会はでてくるのですが、実際には使わず解けてしまいます。

成立条件
  • 行・列・BOXで2〜4つしか候補が出ていない数字でチェーンを作る
  • 数字にこだわらずチェーンをつくる(弱リンクも考慮に入れる)
  • 全てのチェーンでも同じセルに同じ候補が残った=>確定
  • 全てのチェーンでも同じセルに入らない数字が出てくる=>削除決定
  • 全てのチェーンでも同じセルに2つの候補が入る=>残りを削除
  • 全てのチェーンでも共通で削除できる候補がある

2〜4のチェーンということでプログラム的にはセルフォーシングチェーンにちかいです。こちらもチェーンの長さを5までに制限しています。

他の例をあげるのが難しいのでチェーンまとめです。

AIC(オルタネーティング インファレンス チェーン)

強リンク・弱リンク・セル内の1つの数字のON/OFFで最後に元の位置に戻るチェーンを作る。 X-cycleの数字にこだわらない版ループになってる

ディジット フォーシング チェーン

一つのセルの一つの数字に注目。 ONとOFFの2つのチェーンを作る。弱リンクも考慮に入れる 共通で削除できる候補を削除する 1セルにONでもOFFでも入った場合はそれ以外の数字を削除できる Alternating Inference Chainsの一周しない版

西尾 フォーシング チェーン

一つのセルの一つの数字に注目。 ONとOFFでためす。弱リンクも考慮に入れる。 ONで矛盾が出たらその候補はない OFFで矛盾が出たらその候補が確定 Digit Forcing Chainsのエラー部分を切り出した感じ

セル フォーシング チェーン

一つのセルの複数の数字に注目。弱リンクも考慮に入れる 共通で削除できる候補を削除する 2択セルのそれぞれの数字がONの場合のチェーンを作成。(2択の場合はDigit Forcing Chainsと同じ) 3択セルのそれぞれの数字がONの場合のチェーンを作成。 4択セルのそれぞれの数字がONの場合のチェーンを作成。

ユニット フォーシング チェーン

行または列の1つの数字に注目。行に[8]が3つでるなら3つのチェーンを作る 弱リンクも考慮に入れる。共通で削除できる候補を削除する2つか3つか4つで動かす